5/21は金環日食を撮ろう!
貴重な天文イベント、金環日食
今月の21日に、日本の広い範囲内で太陽がリング状に欠ける金環食という珍しい現象が観測出来ます。
皆既日食とはちょっと違って、上の画像のようになるのが面白いですよね。
のりピーや沢尻エリカさんもパーティでアレだった、2009年の皆既日食以来の天文イベントなので、わくわくしているカメラマンのみなさんも多いのではないでしょうか。
金環日食についてはこちら。
http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/
普段通りの撮影はNG
カメラの知識が豊富な方はご存知だと思うのですが、デジカメを直接太陽に向けるのはNGです。
ヘタすると、太陽の膨大な光量でセンサーが故障してしまいます。
そこで登場するのがNDフィルターという減光フィルターです。人間が眩しい時にサングラスをかけるように、カメラのレンズに装着するフィルターですね。
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NDフィルターにはND4やND8などの数値が割り振られているのですが、これはND4なら光量が1/4、ND8なら1/8に出来るという目安の数字になっています。ただ、被写体が太陽ということで通常の撮影に使われるようなNDフィルターではあまり効果が望めません。
今回の金環食には、KENKO トキナーPRO ND10000、もしくはND400×2(1/16万)というフィルターが必要になってきます。
購入する際は使用するレンズの径に気をつけてくださいね。
望遠レンズの用意
14-42mmや12-50mmなどのキットレンズでは望遠端にしても写せる太陽のサイズは小さいです。換算300mm〜400mm、欲を言うと600mmくらいのレンズがあると大きくハッキリと写せるはずです。
マイクロフォーサーズのラインナップだと、
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4.0-5.6R
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7
Panasonic LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6
Panasonic 45-200mm F4.0-5.6
Panasonic LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6
上記の6本といったところでしょうか。
個人的なオススメはOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7
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もしくはPanasonic LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6
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ですね。どうせ買うなら望遠端は大きいほうがいいと思います。
撮影方法
NDフィルターと望遠レンズさえあれば用意は完璧。
あとは当日の撮影をワクワク待つだけですが、当日の撮影チャンスは僅か数分。失敗したり設定にあたふたしている時間が、ほぼないのが確実です。
装備が揃ったら、試しに日中の太陽の撮影を何度か試してみることをオススメします。
NDフィルターは当日が近づくにつれて品薄になっていくのが通例なので、早めの準備をしたほうがいいですよ。
NDフィルターの準備が遅れそうであれば、ほぼ同じサイズの月の撮影で感覚をつかんでおくのもいいかもしれませんね。
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