一眼って何倍ズーム?
先日、ポイントで45mm F1.8を買おう!と意気揚々と向かったヨドバシカメラ。
(レンズは在庫皆無でなかったわけですが…)
仕方なしにOLYMPUSブースでPENを触っていると、横にいた初めて一眼を買おうとしているのであろう爽やかなお兄さんが、店員さんにこんな質問をしていました。
「このカメラって何倍ズームなんですか?」
○○倍ズームの秘密
なるほど、確かにちょっと気になる質問。
普通のデジカメって、パッケージに10倍ズーム!とか書いてありますもんね。
レンズを自由に変えられる一眼カメラですが、9-18mmとか、12-50mmとか、50-200mmとか色々なズームレンズが用意されてるけど、コンデジの言う「10倍ズーム」とかって結局のところ何を基準に10倍って言ってるんだろう?って思っちゃいますよね。
実はこの倍率、標準となるような数字はないんだそうです。
強いて言うなら、最望遠側÷最広角側で出た数字がそれにあたるんじゃないかということです。
マイクロフォーサーズやフォーサーズで例えると、
9-18mm(18-36mm)は2倍ズーム
12-50mm(24-100mm)は4.17倍ズーム
50-200mm(100mm-400mm)は4倍ズーム
といった感じですね。もちろん、遠くのものが1番大きく写せるのは50-200mmです。
コンパクトデジカメの場合、換算24-240mmだったら10倍ズームということ。
同じように換算18-180mmでも同じ10倍ズームとなります。
倍率=性能ではないので、「○○倍ズームだって!じゃぁコレにしよう!」みたいな選び方じゃなくて、撮影用途によってカメラを選ぶようにしましょう。景色を撮る事が多い人なら15-150だし、望遠で動物園とかで使いたいって人には24-240といった具合ですね。
光学○○倍ってなに?
この倍率の事が書いてあると、必ず「光学」って言葉が使われてると思いますが、これはレンズを使ってズームを行なってますよーという事ですね。最近のコンデジはデジタルズームというズームもカメラ側の機能としてついているんですが、これは「引き伸ばし」に近いズームの方法ですね。
大きな写真の一部分を切り取って大きくする方法なので、画質が荒れてしまいます。
ということで、デジタル○○ズーム搭載!みたいに書いてあっても、使うのはオススメ出来ません。ほんとにスゴイ荒れ方しちゃいますしね…。
というわけで、○○倍ズーム!のお話でした。
ちなみに、店員さんも「○○倍ズームというのはあまり気にしないで下さいw」と丁寧に説明していましたよw
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